熱帯魚水槽の水質について

熱帯魚水槽の水質について

熱帯魚はどのような水を好むのか

 

水質は熱帯魚を飼育する上で、とても重要です。
とくに熱帯魚を飼育する上で、PH値は水質を確認する一つの目安としてあげられます。

 

日本に輸入されてくる熱帯魚の多くは弱酸性の水を好みます。
他にも、アルカリ性や中性などの水質があり、中学校の科学やテレビで一度は聞いた事のある言葉だと思います。

 

身近な物だと

 

  • 酸性→お酢(酸っぱい)
  • 中性→砂糖水(酸性、アルカリ性のどちらでもない)
  • アルカリ性→石鹸(苦い)

 

これらを数値で表す場合は、PH(ぺーハー、ピーエイチ)を使います。
PHは酸性からアルカリ性の間に0〜14の数値を付け、度合いを表します。
7を中性とし、7未満を酸性、7以上はアルカリ性です。

 

  • PH6.8→弱酸性
  • PH5 →酸性
  • PH7 →中性
  • PH7.2→弱アルカリ性
  • PH9→アルカリ性

 

 

弱酸性を好む魚

なぜ、多くの熱帯魚は弱酸性の水質を好むのでしょうか。
それは生息地の水質が関係してきます。
熱帯魚の多くは、ブラックウォーターと呼ばれる水に生息しています。
水が木々の茂った湿地帯や沼地・池・小川を、ゆっくりと流れ、川底に堆積した枯れ葉などを通過します。
すると、タンニンという物質などが溶け出し水を黒?茶色に着色し、水質は酸性に傾きます。

 

ブラックウォーターで最も有名な場所として、南米大陸のアマゾン川支流のネグロ川があげられます。
アマゾン川からも熱帯魚の輸入が多く、その他の熱帯魚も似た環境で生息していた為、弱酸性の水を好むのです。

 

中性を好む魚

アクアリウム業界では中性をPH6.8〜7.5程の数値とします。
中南米に生息しているグッピー、プラティ、ソードテールと言った卵胎生メダカの仲間の魚が中性を好みます。

 

アルカリ性を好む魚

代表的な種類としてはアフリカンシクリッドです。
生息地はアフリカン大陸のマラウイ、タンザニア、モザンビークに挟まれたマラウイ湖や、
タンザニア、コンゴ民主共和国、ザンビアにあるタンガニーカ湖があります。

 

この湖は元々は海でしたが、大昔の地殻変動により大きな湖を形成しました。
その影響で地盤が石灰層で構成されており、PHは7.5〜8.5の弱アルカリ性の水質を保っています。
生息しているは個体は青・黄色・オレンジと、海水魚を思わせるほどの色鮮やかな体色をしています。
その為、アフリカンシクリッドは色彩が美しく古くから観賞魚として人気が高い種類です。

 

 

まとめ

ペットショップなどに売られている熱帯魚は世界中から取り寄せている為、
水槽で飼育するには現地の環境を再現してあげる必要があります。
飼育している種類の生息地を調べてみるのも、上手に飼育するためのポイントになります。


このページの先頭へ戻る